【神神の契約】釈 

西風隆介による公式の謎本  

妻木晩田遺跡

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 日野川の河口域の東側、大山のすそ野に、知られざる古代の遺跡群「妻木晩田遺跡」がある。
 漢字は読めないし、ほぼ誰も知らない遺跡だろうが、近い将来、日本一有名になること請け合いだ。というのも、ここは邪馬台国時代(および弥生時代)では日本最大の集落遺跡で、なおかつ古代出雲の最初期のムラで、その全貌が解き明かされつつあるからだ。
 20数年前に「大山スイス村」という大規模リゾートを作ろうとして偶然発見された(リゾート開発はバブルが弾けて頓挫)。標高80~180メートルの丘陵地帯にあって、約50万坪という広大な遺跡で、まだ1割程度しか発掘調査を終えていない。建物跡が約1000、墳墓が約40、古墳が約70(西暦250年を歴史区分に、それ以前の弥生時代のお墓を「墳墓」、以降のそれを「古墳」という慣習だ)、土器、石器、鉄器などの遺物も多数出土している。

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