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「お兄さんちに遊びに行ったさい、すきを見て、写真を沢山かっさらって来たわ」
小悪魔顔で、まな美がいった。
「どれどれ、どないなやつやあ?」
「まずはこれ! 元祖、スクナヒコナ伝承の神社ね」
「ああ、あの一寸法師の神様か。どっからか流れてきた思たら、ぴょ~んと葉っぱの茎にはじかれて常世の国へ帰ってしもたやつ」
うろ覚えらしく、土門くんは極端にはしょっていう。
「その話の大元の神社が、実在するのね」
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